腰の痛みには鍼治療? 高市慎太郎
こんにっちは!高市慎太郎です。
ぼく、昨日からめっちゃ腰痛いんです。。。
最初はぎっくり腰にでもなったのかと思ったけど、たぶん違う。
一応動けるし、、、
どうしたらいいかなと思って、よく聞く鍼治療について調べてみた。
鍼治療の起源
諸説あるようですが、様々な文章を読むと世界的に広がったのは毛沢東時代の中国から広がったように読み取れます。
毛沢東が力を誇示するために、中国文化としての鍼治療を根付かせたかったようですね。どちらにせよまだまだ最近の話です。
そして、麻酔なしで、耳に鍼をうち、外科手術を行うなどのパフォーマンスを繰り返して世界的認知度が広まりました。しかし、これにはからくりがあり、局部麻酔及び鎮静剤が使われていたと言われています。
つまり、鍼の効果を誇大広告していたということです。
そんな詐欺まがいの広がり方をしたものの、研究が深められ1979年と2003年にはWHOも数多くの疾患に対して鍼治療は有効であるとの報告をあげています。
しかし、その研究手法に問題があるものも多く、鍼治療が効いているのかプラセボ効果なのか?という部分については曖昧なものが多かったようです。
プラセボ効果とは?
ご存じの方も多いとは思いますが簡単に解説しておきます。
プラシーボ効果とも言われ、いわゆる思い込みによりその薬や治療が効いたかのような反応が身体に現れることです。
プラセボ効果のメカニズムについてはまだ解明されていませんが、実際に身体に起こる反応として知られていますし、現在薬や治療法の効果について調べようと思うと、このプラセボ効果ではないという証明が必須となっております。
しかし、プラセボ効果といっても馬鹿にはできず、戦地でモルヒネが無くなり、麻酔なしで手術をしないといけない場面において医師は生理食塩水を良く効く麻酔だと偽り注射し、手術を行ったが患者は叫び声も上げず手術を終えたという話もあります。
プラセボ効果の力は医療に匹敵するパワーを持っている場合も時としてあります。
効くか効かないか?と科学的根拠はあるか?は別物
WHOは鍼治療は効果的だと報告したものの、鍼治療に対して懐疑的な医師は少なくありませんでした。何故なら根拠が明確ではなかったからです。
鍼治療のバックグラウンドにある経絡とか経穴とかツボとか、人間を解剖してもそのようなものは見つからず、目に見えないものを証明するのは非常に難しいからです。
しかし、医療において科学的根拠は非常に重要な要素です。そして、世界にはその科学的根拠を徹底的に調べる「コクラン共同計画」という世界的非営利団体があります。
ここでは年々増える莫大な研究結果を分析し、科学的根拠があるかどうかをシステマティックに研究ということが行われています。
このコクラン共同計画によると鍼治療は多くの疾患において効果が証明されていないとしています。頭痛や腰痛など一部の痛みと吐き気・嘔吐については一部効果を認めているものの大半の疾患において、鍼治療の効果に科学的根拠はないとしているのです。
ここで気になるのが「科学的根拠がない=効かない」という方程式が成り立たないということです。今後、質の高い研究がされればもしかしたら科学的根拠が見つかるかもしれません。
また、実際に症状は寛解しているが、根拠がないだけという場合もあります。
ですが、プラセボ効果なのだとしたら鍼じゃなくてよくない!?とも言えます。
更に気をつけなければいけないのは、効果の有無だけでなく、害の有無も証明されていないことになります。
個人的見解として、害がないと証明されていない治療を受けるのは非常に危険な行為なのではないか?と思います。
鍼治療は効くのか?
現在のところ効くとは証明されていませんが、効いているとしている研究があるのは事実です。
しかしながら、害がないとも証明されていない以上、「ご利用は計画的に」といったところでしょうか。
引用
ほうほう、なんかプラセボ効果っていうのも関係あるのかもって思えてきた。
プラセボ効果っていう言葉も初めて聞いたけど、あれよね
思い込みってやつだよね。
WHOも認めてきたってことは、何かしら変化はあるのかなーと期待。
いいところ探して行ってみようかな。
以上、高市慎太郎でした!